にんじんの栄養素とは?すごい効果と活用レシピ

にんじんの栄養素とは? レシピ

「にんじんの栄養素を活かしたレシピを知りたい!」
そう考えていませんか?にんじんは栄養価の高い野菜というイメージで知られ、献立でもよく活用されています。しかし、にんじんの具体的な効果や、にんじんメインの料理というとあまり思い浮かばないという人も多いのではないでしょうか。

ここでは人参の栄養素と、その栄養素を逃さずフル活用する方法について紹介していきます。筆者の管理栄養士としての知識と経験を、存分に活かして紹介していくのでぜひ参考にしてみてくださいね。

にんじんの栄養素ってどんなもの?

人参に特に多く含まれる栄養素として代表的なものはβ‐カロテンカリウムの2つです。それではひとつずつ紹介していきます。

β-カロテン

β-カロテンは抗酸化作用があるため、美容、生活習慣病予防に役立つのが特徴。抗酸化作用は、体内の余分な活性酵素を取り除く作用を持ってます。活性酵素とは、体内で増えすぎると動脈硬化・老化・がんの原因になる物質。老化や病気の予防になるのは心強いですよね。

さらに、β‐カロテンは体内でビタミンAに変換されます。ビタミンAは目や皮膚を健康に保つ働きをするのが特徴。美容に気を遣う女性にとっては手軽にきれいを助けてくれる食材としてありがたいのではないでしょうか。

参考:厚生労働省

カリウム

カリウムは、塩分の摂り過ぎを調節する作用を持ち、生活習慣病の予防に役立つのが魅力。カリウムは細胞内液の浸透圧の調整をするミネラルで、余分なナトリウム(塩)を排泄する作用があるためです。

また、カリウムが不足すると脱力感・食欲不振・筋無力症・精神障害・不整脈などの原因になる場合があります。きちんと一日の必要量を摂取するよう、心がけましょう。

参考:厚生労働省

にんじんの栄養素を逃さない!おすすめの調理法

にんじんの栄養素は魅力的ですが、調理法を誤ってしまうとせっかくの栄養素が少なくなってしまうことも……。正しい調理法や裏技で栄養素を逃さず摂取したいですよね。そこでにんじんの栄養を最大限にとれる方法をご紹介します!

油と一緒に食べる

にんじんは油と一緒に食べるのがおすすめ。にんじんに多く含まれているβ‐カロテンは脂溶性のため、油と一緒に摂取することによって溶け出しやすくなり、体内に吸収されやすくなります。具体的には、

・油で炒める
・油の入ったドレッシングやマヨネーズをかける

などの工夫ができます。油と合わせて摂取することで効率よく栄養素を吸収しましょう!

皮も食べる

にんじんの皮も食べることで栄養素を逃さず摂取できます。にんじんの皮にも実とほぼ同じ栄養成分が含まれているため。また、ほとんどのにんじんは過熱する場合は特に、皮つきでもおいしく食べられます。

皮をむく手間が省ける上、栄養素もしっかりと摂取できるのは嬉しいことではないでしょうか。皮を付けたまま調理して、楽して栄養素をたっぷり吸収しましょう!

おすすめにんじんレシピ!にんじんきんぴら

にんじんは料理の脇役というイメージはありませんか?どんな料理にも合うにんじんですが、少しずつ使うものが多いですよね。
「冷蔵庫の奥から使いきれなかった人参が…」
そんな経験もあるのではないでしょうか。

ここでは人参を美味しく大量に食べられる”にんじんきんぴら”を紹介します。

材料

・にんじん   1本

・いりごま  適量

・醤油    大さじ1.5

・みりん   小さじ2

・砂糖   小さじ1

作り方

①にんじんは拍子木切りにする

②フライパンにサラダ油(分量外)をひき、にんじんを炒める

③にんじんに半分くらい火が通ったらその他の材料を加え、火が通るまで炒める

ワンポイント

甘辛な味付けで、お子さんからお年寄りまで美味しく食べられるのが嬉しいレシピです。また、加熱具合はにんじんのポリポリとした食感が残るくらいがおすすめ。加熱しすぎないことにより、酵素を壊しすぎることも防ぎ、触感も楽しめるからです。

また、一緒に使っているごまにはセサミンという成分が含まれています。セサミンにはコレステロール代謝、血圧低下を助ける作用があり、より健康な体を目指せます。にんじんの大量消費にももってこいのメニューなのでぜひ作ってみてくださいね

まとめ

普段馴染み深く栄養満点のにんじん。いざスポットライトを当てると、知らない面も多かったのではないでしょうか。にんじんの栄養素は老若男女嬉しい効果がたくさんあります。調理法を工夫して、にんじんの栄養素を最大限に摂取していきましょう!

参考

カロテノイド
動植物に広く存在する黄色または赤色の色素。大きくカロテン類とキサントフィル類に分けられ、強い抗酸化作用を持つ。

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